おこづかい・報酬制の魅力(その2)進め方について・・

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前回,「おこづかい・報酬制」の
利点ルール決めついて
ご紹介しました。

 

今回は【進め方】についてをお話しします。

 

※この方法が全て利にかなうかどうかは
お子様の性格があるので,
あくまで手段としてご活用ください。

 

STEP1:進め方

まずしなければならないこと,それは・・・
子ども自身が目標」を立てること。

 

「目標設定」を掲げなければ,
働くことへの意欲努力そして
喜びを味わうことができません。

 

自分の欲しいものリストを記入させます。
その中から一番欲しいものが1週間,

 

あるいは1カ月(もしくはそれ以上)で
手に入るかを考えさせます。
images

ここで注意しておきたいのは,
自分たちのすべき身の回りのことは,
お小遣いとして切り離すこと。

 

例えば,靴をそろえる,食後の食器を下げる,
コートをかける,自分のベッドを直すなど

 

基本的な生活習慣の中ですべき
身の回りのこと

 

宿題やテストで良い成績を取る,
習い事の練習をするなど学業とは
区別することも大事です。

 

なぜなら,子どもは家族の一員として
当然のことをお金に関係なく行う必要が
あることを理解させるためです。

 

STEP2:お手伝いしやすい環境作り

親御さんが「お手伝いリスト」
(付箋が理想)を作成します。

 

特定の壁(冷蔵庫など目につく場所)に貼り,
そこから自分にあったお手伝いを
選んで行きます。

Unknown

ウナギのぼりに頑張る週もあれば,
日によっては全く手伝わない週もあります。

 

長続きするには,
「親もあきらめずに継続し続ける」
のが鍵です。

 

渡したお金は自由に使うことができ,
家の片隅に「駄菓子屋コーナー」を
設けると面白いですね。

 

images

 

その中から子どもが好きなものを
選ぶことができます。
もしくは子どもが欲しいものをそこに置きます。

 

学校必需品・文房具類は
親が支払うことをお勧めします。
これは学業投資に繋がるからです。

 

但し,本当に鉛筆や消しゴム,ノートが
必要かを親は見極めなければなりません。
無駄に使用している場合もあるからです。

 

物を大切に扱わなければ
文房具類をおこづかい制にするのも
1つかもしれません。

 

お金を渡すタイミング

お金はお手伝いの度に渡すのではなく,
お手伝いの内容をあらかじめ記録しておき、
週ごとに渡しましょう。

 

これは「お手伝い=お金」という意識を
減らすためです。

 

また,子どもが低学年で
お金の管理能力に慣れない間は,
週一で渡します。

 

これは計画性無く,
お金をすぐに
使用してしまわないためです。

 

 

中・高学年と管理する力が芽生えてきたら
月1に伸ばすなどその子に応じた工夫が
必要です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・お皿洗い・・・・・10円
・お風呂洗い・・・・10円
・洗濯物をたたむ・・10円
・ベランダ掃除・・・20円
・洗車・・・・・・・30円

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おこづかいの週平均は
【100〜150円程度】
の方が多いです。

 

但し,お金をもらった際,
必ず「おこづかい帳」に書かせ,
お金を管理させましょう。

 

お金の使い方と子ども自身が
「やりくり」の練習をするためです。

 

長く続けることができるように
アドバイスをすると良いですね。
images-3

親子で一緒にお金のことを
考えられる良い機会です。

 

またおこづかいの10%を銀行に
貯金させるのも一つの手段です。

 

ただ貯めるのではなく,
目的を持たせるのです。

 

「サッカー選手」「ケーキ屋さん」など
大まかな夢で構いません。

 

将来について目標を持たせる習慣を
身につけさせるには貯金が必要です。

 

毎月貯金が増える毎に
目標を確認できる上,
習い事,勉学にも気合が入ります。

 

また,小さい頃から銀行に貯金させることは
将来的なお金の管理能力や
センスがアップすることでしょう。

 

まとめ

上記を通して,お子さんと一緒に
ルールを決めて行う時に
「自律を育む」素晴らしい機会となります。

 

また,欠かしてはならないことは,
お手伝いをしてもらった後に必ず
感謝を述べることです。

 

「ありがとう!」
「いや〜,本当に助かった!」
「○○のおかげで○○ができたよ!」

 

子どもに心からの喜びを伝えることにより,
子どもは「自分が頼りにされている」
「認められている」という自信がつき,

 

「大切なのはお金ではない」ことを
自然と理解してくれるでしょう。

 

皆さんのご家庭において,この記事が
より良い影響となるよう願っています。

 

  • 2016 01.18
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